SBB Am 842 000-2

SBBのディーゼル機関車。

Am 842は、Am 842.0形とAm 842.1形の2typeがあって、両数は各2両の少数派である。

Am 842.0形は、NS（オランダ）の6400形とほぼ同じで、1994年製、出力は1120kw、最高速度は80km/hで、赤を主体として白の帯が入る塗色である。車輪配置はともにBo'Bo'。運用は入換の他、保線用や事業用の関連の牽引が多い。

Am 842.1形は、2003年製で出力は1100kw、最高速度は100km/hで、塗色は最近のCargoカラーの赤色と青色にcargoのロゴの入ったものとなっている。また、運用区間はCargoの運用としてスイスのみならず、Basel-Schaffhausen-Singen（南ドイツ）間を担当している。

表題の模型車両は、LiliputとTrixから発売されているが、この製品はTrix製で、製品番号は22588である。

非常にかっちりとした仕上げで、中枠とエンジンカバー等はメタル製。キャブを含めたその他の部分がプラスチック製である。

両軸のモーターにウォームギア1段と平ギアの組み合わせで、全軸を駆動する仕組みで、キャブ側の台車の斜め方向に2個のトラクションタイヤを持っている。車両重量は321gで、重量の偏りはない。

床下の台車間にある箱（トルクコンバーター等のボックス）から台車に向けて延びるカルダンシャフトはダミー。

ライトは進行方向に白3灯、後方に白1灯が点灯する。カプラーポケットはNEM652タイプのため、各種各メーカー製のものと交換できる。

この製品はYahooオークションで2005年9月に入手。
スタート価格が市販価格の1/5程度だったので、バリエーションとして購入しておけば良いと思った製品であったが、試走の結果、牽引力も走行の安定さも申し分のないレベルで、改めてTrix製品を見直した記念的車両となった。

特に外側から見える部分にモーター等の内容物が見えないのがすばらしい。ただし、DCC仕様としてデコーダーを装着すると、キャブ内にデコーダーが見えてしまう。